葬儀の場合は参列者にお車代は普通出さないでしょう。遠方からの参列は、移動だけでもお金がかかります。更に香典も必要になるのですから、結婚式と同じように考えるなら包むのかと考えるのは普通です。マナーとしては、知らせを受けて駆け付けるものですから参列する側がかかる費用は持ちます。お祝いごとで遠方から結婚式に来られる場合は車代は出しますが、葬儀は参列するものであって喪家側が負担はしないです。しかし、家の決まりなどで出し合っているという家もありますので、その場合は家の慣習に従いましょう。
お寺の方には、勿論出します。急な事ですから、宿泊場所の手配などは葬儀の主催側、喪家で全てしても良いでしょう。その場合の宿泊費は喪家で持つなどにされるケースが多いようです。車で迎えに伺える距離のご住職を送迎する際にはかかりません。お布施だけ、またはお布施とお膳料でいいでしょう。同様に、お膳を共に頂く際にはお膳料は包まなくて構いません。お寺の方もお忙しいので、お膳も車の送迎もこの後用事があって、と辞退されることが割合多くあります。
特殊な例としては、菩提寺がかなり遠方の場合です。この時には一万円ではとても間に合わないケースもあります。距離分のタクシー代の往復分位は、包むようにした方が賢明かもしれません。渡す際に使う袋は白封筒でも良いでしょう。無地の封筒にお車代と書いてお渡しすればご無礼にはあたりません。不祝儀袋を使わないといけないと考える方もいますが。お寺で不祝儀事があったのではないので白いもので良いでしょう。
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